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kjohnのブログ

忘れないうちに書いて残しとく

映画『屍者の帝国』感想のようなもの その2

アニメ 映画

「人間には物語が必要なのです。血沸き、肉躍る物語がね。大体、そんな理屈は大半の者には理解ができない。理解できないものは存在しない。手で触れ、見ることのできる物以外はね。物語はわたしたちの愚かさから生まれ、痴愚を肯定し続ける」

伊藤計劃×円城塔屍者の帝国』p.96 

 

「人間は物事を物語として理解する。暗号が具体的にどんな強引な方法で解かれたかは問題じゃない。誰が解いたことにしたほうが面白いか、書かれているとされる内容がいかに刺激的かが重要なんだ」

伊藤計劃×円城塔屍者の帝国』p.266

 

「人間は物語を通じて物事を理解する」というのは『屍者の帝国』で語られたテーマの1つであり、映画版の制作における改変はこれを踏まえた上で行われたと思う。だったらあの映画版は観客が理解できるように物語を作られたと考えるべきなのか。もしそうなら終盤の展開は決して容易に理解できる物語ではないのであまりうまくいてないような気がする。うーん……。