kjohnのブログ

忘れないうちに書いて残しとく

みんながみんな創作意欲に溢れてるわけではないと知った日

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

本州に行っている人が大学に帰ってきているって言うんで新年会がありまして、中学のころのクラスメイト何人かと会っていました。

その友人たちは中学は同じでも高校からはそれぞれ別の進路に進んでいるわけで、もちろんみんな自分のようにまだ大学に通っているわけではなく、既に就職している人がいるのも普通なわけです。

いつもモラトリアムを感じながら大学に通っている自分としては同い年でもう社会人になってるなんて本当に立派だなと思っているんですが、気になったのは話題に創作に関することがまああがらないこと。

 

自分はいま大学で創作系のサークルに所属していて、部員は(程度はあっても)なにか作りたいという気持ちはあるし、twitterのTLはいつもアニメや映画の批評が流れていたりフォローしている人にはコミケに出店している人も多くて、生活のなかに創作がとても身近にあるように感じている。もちろん自分も創作欲とかなにか表現したいという気持ちはあって、このブログも多分その方法のひとつなんだけれども。

 

新年会であった元クラスメイトたち(のほとんど)は違う様だった。いや本当は自分がそう見ていただけかもしれないけれど、でも話している感じだと会話の内容はとにかく近況と思い出話ばかりで、何かものの感想とか、自分の考えを言うみたいなことがなかったことに違和感を感じた。久しぶりに会う人間のする会話だからとは言っても、あまりにもなさすぎる。これはただ単に社会に進出すると毎日のしごとをするのに忙しくて気が回らないだけなのだろうか。自分はまだ社会人でないのでそこのところはよくわからない。

これにはひとつ問題があって、それは自分が周りに遅れているような気がしてしまったことである。「何者かになりたい」という欲求はこの年代の悩みだと思っているけれど、高校生から始まり大学生になって未だに満たされずになにか作ろうなにか作ろうと思っている自分から見て、既に就職して立派な社会の構成員となっている旧友たちは、立派な「何者か」になっているのだ。きっと彼らは「何者か」になれたからもう創作意欲はないし、なにか作ろうという考えは意識に上がってこないのだろうと、そう考えずにはいられなかった。